■国・組織レベルでの地球温暖化対策
■京都議定書
1997年、日本の京都で「気候変動枠組条約第3回締結国会議(COP3)」が開かれた。
そこでは、下記のような議定書が決められ、125カ国が批准した。
・先進国が出す温室効果ガスの量:第1期(2008年〜2012年)の5年の間に基準年(1990年)のレベルから最低5%以上減らす。
EU諸国:-8%
アメリカ:-7%
日本・カナダ・ハンガリー・ポーランド:-6%
クロアチア:-5%
・京都メカニズム
温室効果ガス排出量の削減目標を達成するための柔軟措置の一つ。主に下記の3つの制度からなる。
1.共同実施
先進国間で温室効果ガス排出量を削減した場合、投資した国が削減分を自国分として利用できる制度。
2.CDM(クリーン開発メカニズム)
先進国が途上国と共同で温室効果ガス排出量を削減した場合、その量を先進国の削減分とみなせる制度。
3.排出量取引
温室効果ガス削減の数値目標のある先進国間で、排出枠を売買出来る制度。
□その後の動き
アメリカ:2001年に京都議定書から離脱した。
日本:1998年に地球温暖化対策推進法が成立し、2006年4月に施行された。一定量以上の温室効果ガスを排出している事業所(大手の工場、製造業等)は温暖化ガスの算出と報告義務がある。
■省エネルギー対策
国・組織レベルでの省エネルギー対策としては、下記の取組が考えられる。
・製造工程での省エネ対策
・オフィスビルの省エネ対策
・省エネ製品の開発
・低燃費・低公害車の開発
・省エネ航空機、船舶の開発
・物流効率化、モーダルシフトの推進
※モーダルシフトとは、トラックによる貨物輸送を海運・鉄道等に転換する事。
■代替エネルギーの開発・活用
国・組織レベルでの代替エネルギーの開発・活用としては、下記の取組が考えられる。
・風力、太陽光発電の活用
・燃料電池の開発
※燃料電池とは、水素を使って電気を発生させる電池。環境汚染がほぼ無い。
・バイオマス発電の利用・開発
※バイオマス発電は動植物から発生した有機性の資源(木や建築廃材、農作物廃材、下水汚泥、畜産糞尿、生ゴミ、廃油等)から発電や燃料を作る事。
・原子力発電の活用
※原子力の利用には、廃棄物問題・資源枯渇の問題・環境汚染問題等がある。
■吸収源の活用
国・組織レベルでの吸収源の活用としては、下記の取組が考えられる。
・植林、森林育成
・都市緑化の推進
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